- 2022年11月26日

腰痛について考える/大分市の保険適用整骨院「整骨院てあてん」

そもそも「腰痛」とは？

「腰痛」とは正式な病気の名前ではありません。腰痛は老若男女問わず発生しやすい痛みや違和感であり、腰やお尻の周囲や背部の痛みや、筋肉の緊張感、いわゆる「はり」など自覚の有る違和感や不快感をひっくるめた症状の「通称」です。

「腰痛」の原因は？

何が原因で「腰痛」になるの？

いわゆる「腰痛」の原因は色々とありますが、ほとんどの痛みの原因は「分からない」です。原因の分かる痛みは、「15％」程度と大半の原因は「不明」です。

では、原因のある「腰痛」は？

原因のある「腰痛」の代表と言えば、「椎間板ヘルニア」です。これは原因のある「腰痛」の15%のうち、5%を「椎間板ヘルニア」が占めています。

残りの原因の10%は、中高年の男性に多く見られる「腰部脊柱管狭窄症」、高齢女性に多い「骨粗しょう症」があり、背骨の神経が圧迫されて痛みが発生していると言われており、脊柱管の中で神経根への圧迫が大きいと、脚の筋力低下やしびれを発症してしまいます。

「ぎっくり腰」の原因は？

「ぎっくり腰」は、なぜ起きるのか？

大分市の保険適用整骨院「整骨院てあてん」へ来院される「腰痛」でお悩みの方で、「ぎっくり腰」か、以前「ぎっくり腰」を経験された事がある方が多くいらっしゃいます。

では、「ぎっくり腰」は何故おきるのか、それは「分かりません」です。現在の医学では、なぜ「ぎっくり腰」が発症するかは、「多分コレだよね？」と予測の範囲でしかありません。「骨盤がズレている」や「背骨が曲がっている」などは、「医学的根拠」が”ゼロ”です。

「椎間板ヘルニア」と「ぎっくり腰」の関連性は？

「椎間板ヘルニア」とは、背骨と背骨の間「椎体」といわれる軟骨から、髄核が圧迫され飛び出し、神経に触れて痛みや痺れが出る症状です。また「ぎっくり腰」は、筋肉や関節などには「何も異常が無い」が痛みが出る症状です。ただ、とある論文には「ぎっくり腰は、椎体から髄核が出てくる時に、軟骨繊維を引き裂いた痛み」ともありますが、これも100％の”ぎっくり腰の原因”ではありません。なので、「椎間板ヘルニア」と「ぎっくり腰」の関連は”ほぼ無関係”と言われています。

では「腰痛」の改善方法は？

骨盤・下肢の「ストレッチング」

基本的には、太ももの前後の「筋肉のストレッチング」が効果的です。いわゆる「骨盤のズレ」などの原因は、下肢の筋肉が硬くなってしまっていたり、左右のバランスが悪くなっていることで「骨盤のズレ」が起きています。骨盤自体は医学的に言えば「骨盤はズレない」のです。

「ストレスの軽減」と治療をしているという「安心感」

前述のように、「腰痛」の原因の85%は”不明”です。ただ「自律神経」の乱れなどでも「痛み」を強く感じてしまう事があります。季節の代わり目による「気温の変化」や、生活環境の変化などの、いわゆる「ストレス」です。「ストレス」とは、対人関係や職場の環境だけではなく、大げさに言えば人間は「息をするだけでもストレス」を感じていて、それを調節しているのが「自律神経」です。「自律神経」を自分で調整する事は難しく、自分にとって「気持ちい事」や「心地良い事」をしてあげる事で、興奮を抑える事ができるので、「腰痛」などの痛みがある時に、治療をしているという「安心感」を与えてあげる事も、痛みの軽減につながります。

ボキボキする「骨盤矯正」や「骨格矯正」の効果は？

巷の整体院や整骨院の施術で良く行われている「矯正」ですが、これには痛みの改善に対して「医学的な根拠」はありません。確かに背骨をボキボキすると楽になる感じがありますがそれには理由があり、ボキボキ音が骨に伝わる際の周波数が人が感じる心地よい周波数であり、その心地よさがストレスの軽減へとなり、痛みが軽減した”気がする”ということです。ただ、ボキボキ鳴らすには、ある程度筋肉を瞬発的に捻ったり伸ばしたりするので、瞬間的な筋肉のストレッチ効果があるかもしれませんが、ゆっくりと伸ばした方が効果は高いと思われます。